10月6日 前橋・女子高生死傷事故の控訴審 被告側が「逆転有罪」主張へ。池袋暴走事故も10月8日初公判

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10月6日 東京高裁にて控訴審初公判

 前橋市北代田町の県道で2018年1月、乗用車で女子高校生2人をはねて死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた川端清勝被告(87)=同市=の控訴審初公判が10月6日、東京高裁で開かれる。一審で無罪判決を受けたのに、「被告に責任がある」と自ら有罪を主張する方針で、極めて異例の対応だ。被告家族の意向があり、本人も同意しているのが理由だが、専門家からは「被告側が有罪を主張しても、過失があったかどうかを判断するだけだ」と冷静な見方が強い。

 事故は2018年1月9日朝、同市の県道で被告の乗用車が暴走、自転車の高校生2人をはね、1人が死亡、1人が重傷を負った。

 群馬県在住者らでつくる「関東交通犯罪遺族の会」の顧問、高橋正人弁護士(東京都)は被告側の「有罪主張」に理解を示しつつ、被告や家族らが有罪を主張しても、必ずしも有罪判決が下されるわけではないと強調。「予見可能性があったか否かの証拠が積み重ねられ、それを裁判官が判断するまでだ」としている。

上毛新聞[2020/09/24 06:00]
https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/society/242362

池袋暴走事故も10月8日初公判へ

 東京・池袋で昨年4月、乗用車が暴走して母子が死亡し、10人が重軽傷を負った事故で、東京地裁は16日、自動車運転処罰法違反の罪に問われた旧通産省工業技術院の元院長飯塚幸三被告(89)の初公判を10月8日に開くと決めた。

Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5855b190cccd1e6033fc65dab42e0fbf9afd041