2020年1月14日 読売新聞 朝刊「亡き娘 仲間と門出〜交通事故で15年死亡」 

「成人の日」の13日、さいたま市の成人式に、白いうさぎのぬいぐるみが新成人に抱きかかえられて参加した。
2015年、高校一年生の時に車にはねられて亡くなった稲垣聖菜(せいな)さん(当時15歳)にちなみ、「せなうさちゃん」と呼ばれているぬいぐるみで、母親の智恵美さん(50)に友人が事故後に贈ったものだ。
ともに成人式を迎えるはずだった友人らは、ぬいぐるみを前に「聖菜のことはずっと忘れないよ」と誓い合った。
(スタップ・シンシア由美子)

「せなうさちゃん」成人式出席

事故は、聖菜さんの16歳の誕生日の2日前の15年12月23日、同市浦和区の市道で起きた。ロックバンドのライブに出かけようと、歩いてJR浦和駅に向かう途中、当時80歳の男性がブレーキとアクセルを踏み間違えて急加速した車にはねられ、道路脇の鉄製ポールとの間に挟まれて亡くなった。