【取材を受けました】高齢ドライバー事故 「運転やめて」家族の苦悩

対策強化を求める遺族
一方、高齢ドライバーの事故で家族を亡くした人は免許の返納制度の対策強化を訴えています。そのひとり、さいたま市の稲垣智恵美さんが取材に応えてくれました。
対策強化を求める遺族
稲垣智恵美さん
3年前の12月、当時15歳だった長女の聖菜さんが車にはねられて亡くなりました。運転していたのは80歳の高齢者で、ブレーキとアクセルの踏み間違いが原因だったということです。

前橋市で起きた事故について、稲垣さんは「娘が亡くなって丸2年たった今も、高齢者による重大な事故が起き続けている状況に胸を痛めています。とにかく2人の命だけは助かってほしいと願うばかりです」と涙ながらに語りました。「自分と同じ思いはほかの人たちにさせたくない」。稲垣さんは、亡くなった娘の友人たちの協力を得て、高齢ドライバーの適性検査を厳しくすることや運転免許証を自主返納しやすいよう、タクシーの利用に補助金を出すなど、代替手段を確保しやすくするための署名活動をしています。稲垣さんは「事故で失われた命はどんなに努力しても戻らない。すべてのドライバーに車は走る凶器になり得ることを心に刻んでほしい」と訴えています。
引用元:NHK NEWS WEB 高齢ドライバー事故 「運転やめて」家族の苦悩
1月16日 10時45分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180116/k10011290041000.html?utm_int=netnewsup_contents_list-items_001