[TBS News i]15歳少女死亡の交通事故、高齢ドライバーの男に禁錮1年6か月

 下されたのは、遺族が望んだ実刑判決でした。さいたま地裁は、「注意義務違反の程度は相当大きく、亡くなり方はあまりに痛ましい」「被害者の無念は想像に余りあり、事故後の河内被告の対応も遺族への配慮を欠いている」と指摘しました。その上で、「河内被告が高齢であったことも酌むべきだが、行為責任の観点から猶予が適当とはいえない」としました。
 「高齢者のハンドルを握る手に、この判決は大きな影響を与える。命の重さをくんでいただいた判決」(聖菜さんの母 稲垣智恵美さん)
 判決に対し、感謝の想いを語った智恵美さん。相次ぐ高齢者ドライバーの事故については・・・
 「制度に対しても危険な運転をなくしていけるように」(聖菜さんの母 稲垣智恵美さん)
 智恵美さんは、「高齢者の運転に対する基準を免許ではなく、テストなどで測るよう訴えていきたい」と話しました。